ちょっと訂正

身バレしたくないので、匿名で愚痴を書いていく

 

導入編でイオン導入の話を書いたがちょっと訂正する

 

イオン導入は電気分解による電気浸透流で入っていくと書いたがもうひとつ電荷の反発によっても入っていく

マイナスとマイナスは反発しあうのでローラーなりの電極をマイナスにするとパックなりスポンジなりのビタミンCはマイナスなので反発する

この反発の力により中に入っていくようだ

一応、イオン導入の公開されている特許内容を見たので上記の作用は付け加えておく。

 

ちなみに特許の項目で検査されているのはビタミンCとトラネキサム酸のみ

グリシルグリシンなどの物質は検査されていない

なのでビタミンCとトラネキサム酸以外のものを導入しているクリニックはあやしいかその物質について薬学博士並みに詳しいかのどちらかとみてよい

前も書いたようにプラセンタは絶対に入っていかないので気休めというか詐欺的な処置といえる

ちなみにラエンネックの卸値1アンプル約180円なので、プラセンタイオン導入の価格でクリニックがどれだけぼっているかわかりますね(笑)

 

 

食えない医者がでてきて初めて切磋琢磨したり、コスト意識が生まれるのだ

身バレしたくないので、匿名で愚痴を書いていく

 

 医師不足だと・・・・馬鹿な

医者の数ってもう足りていると思うよ。

 ただし適切に配置されていないというだけ

 

東京などの大都市にいるっていうこともあるんだけど、開業医の多さも原因にあげられると思う。(東京、四国、九州は特に多い)

足りないのは救急対応しているような大きな病院。

開業医の数は増え続けている。開業医には定年がないからずっとできるし、勤務医は定年してから開業する人も多い。その数のわりに閉院する開業医はあまりいない

また最近の傾向として皮膚科や形成外科、眼科などを選ぶ医師が多い。その一方外科系(外科、産婦人科、)を選ぶ医師は少ないのだ。(整形は割と多いけど…)

さらに昨今、女性の割合が増えている。女性が増えることにより婦人科や乳腺科など同性に診察してもらえるメリットが増えた一方、美容系に進む医師や(男性もだが)、結婚や出産を考えて皮膚科・眼科などに進む人は多いので結果として必要とされる医療に従事する医師の数は減ってしまっている。

 

勤務医の収入を上げれば残る人が多くなってすべて解決かというとそういうわけではない。医療保険制度はほぼ破綻しており、金額はうなぎのぼりだ。これは寿命が伸びて医療が必要な人が増えたということも挙げられる。もう一つはほとんどの医師は医療保険から給料が出ているが、医師の数が増えてきているのにも関わらず、国は保険を抑制しようとしていることもある。年間に医師になる人の数が大体1万人くらいいる。全員勤務医だとすると1万×1500万でそれだけで1500億必要くらいが必要になるのだ。7年で1兆を超えてしまう。というわけでここからさらに勤務医の収入を上げることは難しい。

また勤務医と開業医の年収の違いがよく上げられるけど、勤務医の年収1500万くらいが開業医の4000万~5000万と同じくらいということはあんまりいわれていない

開業するにはお金がかかるのである。

欲しいものを病院が買ってくれる勤務医と違い開業医は全部自分で買わないといけない

毎月の診療所の家賃(土地や建物を建てればもっとかかる)、1億~2億近い医療機器の借金のローン、従業員への給与(医者を雇っていればもちろん、看護師だって資格持ちの職業なので給与は高いのだ)、医療機器の仕入れ(注射薬や注射器などの機器)を考えると最低でも年間で2000万~3000万近い額が消えていく。

診療所すらこれだけ経費が掛かるのに1から病院を作るとなるとそれはもう…。

開業医は勤務医と同じくらいの年収だったら1年もたたないで倒産してしまうのだ。

 

 で、どうするかというと・・・

医療保険をやめてしまったらどうだろう。全部医療は自費。

そもそも日本の医療保険は安すぎるのだ。よくアメリカで盲腸の手術をすると200万円とか言われるが本来は日本の医療もそれくらいかかっているのだ。

手術には麻酔科医、外科医(最低2名)、看護師(最低2名)かかる。全身麻酔の手術には麻酔器や電気メス、腹腔鏡などの機材のほかに、薬剤や滅菌のガウンや覆布などがかかる。(ガウンや覆布とあなどるなかれ大きいものは2万くらいするものもある)。もちろん、麻酔器や電気メスの機材はそれだけで数百~数千万する。さらに入院中のコスト(一人の患者につき5人くらい看護師さんは日中、夜とチェックする)などを考えると日本でも200万くらいかかっているのだ。200万では足が出る可能性もある。

それを国が負担して定額で低額なものとしてくれている。盲腸ですらこうなのだから心臓の手術や脳の手術なんかは計り知れない位お金がかかっている。そりゃ破綻するわけだよ。

 

自費にするとみんな診療所や病院に行かなくなる。インフルエンザとか蔓延しそう…

デメリットはたくさんあるが、メリットを見ていこう。

例えばあそこの先生は腕が良くて安くていい治療をしてくれる。ただ態度悪い。(笑)

とか

この先生は安いけどそれなりだとか。あそこはやぶ医者とかね。

自費にすると医者の腕が患者数にもろに左右されるのだ。ということは医師免許を持っているというだけで食えていた医者が切磋琢磨し、勉強するようになる。だめな医者は廃業していくだろう。もちろんコスト意識も重要になってくる。ジェネリックも増えるし、検査は最低限になるだろう。だいたい風邪ひいただけで胸のCTとるなんて日本だけだと思うよ。ホント異常

そうこうしているうちに開業医は減ってきて、大病院に人が増えていくだろう。

開業するとデメリットのほうがおおきいわけだからね。ただし腕に自信のある人は開業して大きなメリットを得られるようにしていくといいのではないかと思う。

美容医療と名の付く眉唾的な治療 ~導入編

身バレしたくないので匿名で愚痴を書いていく

 

さて今回は導入編

イオン導入とかエレクトロポレーションとかですね。

 

イオン導入は基本的には電気分解と電離平衡で理解するといいのではないかと思う。

電気分解の方はイオン導入させる水溶液中(ビタミンCとかトラネキサム酸)にプラスとマイナスの電極を突っ込んで電気を流すとプラスイオンはマイナスにマイナスイオンはプラスに流れていくという理論を使って、電極を手にもって顔にビタミンCをぬってローラーでコロコロしてあげるとイオンが流れていくという仕組み 

電離平衡の方はビタミンCやトラネキサム酸はそのままだとイオン化しづらいので電気的に平衡をイオン化の方へ持っていくようにしている

イオン導入ってかなり昔からされているものだけど本当に効果があるかどうかっていう文献はあまりみたことがない ほとんどのエステなり美容クリニックでは慣習でおこなっているのではないか。私も何人かの先生に聞いたけど、仕組みをよく知らない人が多い。

イオン導入の問題点を挙げていく。

〇イオン化したとしても表皮(角質、顆粒層、有棘層、基底層)まで届くのだろうか

〇体にとっては異物であるビタミンCなりトラネキサム酸を外側から入れたとしても本当に作用が期待できるのか

〇イオン導入の電気的な刺激は肌にとって良いものなのか

などが考えられる。

これってだれも知らないし、実際のところ分からないんじゃないかと思う。

 

 

エレクトロポレーションは20年くらい前に考えられたもので、もともとは電気パルスによってがん細胞の細胞膜に穴をあけてがん細胞を退治するDNAを入れ込むのに使われた。美容目的ではビタミンCとかトラネキサム酸を入れ込むのに使う。皮下組織まで入れられるそうだ。皮下組織というのは表皮、真皮の下の層である。下手したら脂肪までとどくよね。(笑)

これは割と最近始まったものだからよくわかっていない部分もあるので知っていたら教えてください

エレクトロポレーションの疑問点

〇エレクトロポレーションであく孔はDNAがやっと通れるくらいの穴しかあかないのである ビタミンCとかトラネキサム酸の分子の大きさはかなり違う。BB弾とバスケットボールの比ではないくらい違うのである。それなのに導入できるのかという問題

〇イオン導入でもそうだが、そもそも導入した物質はしっかりと作用するのだろうか。

この辺りが疑問点であろう。

 

イオン導入にしろエレクトロポレーションにしろ導入する物質も重要な要素である。

ビタミンCと一口にいっても、本当にたくさんの種類があるのだ 水溶性とか脂溶性とかの分け方だけでなく、ビタミンCに結合している物質により作用は異なってくる。

いい加減なクリニックだと注射用のビタミンCとかトラネキサム酸でやっていたりするのが現状だ。ちなみに注射用のビタミンcは防腐剤が入っているので絶対にやめた方が良い。プラセンタ導入なんかもいい加減な良い例だ。プラセンタはイオン化しないし、表面に塗ったところで絶対に浸透はしない

 

美容医療を受けるときはこんなことを先生に聞いてみたらどうだろう。

私がこれを聞かれたらわかりませんといってしまうと思うが…

美容医療と名の付く眉唾的な治療 たるみ編

身バレしたくないので匿名で愚痴を書いていく

 

いい加減な治療多いよね

あまり効果がないもしくはごくわずかな効果しかないような治療に納得してお金を払っているのなら、それで構わないんだけど…

特に最近のたるみ系の機械

高周波治療 RFと名の付くものとかサーマクールとか

超音波の応用 HIFUとかウルセラとかですな

(いろいろな機械を韓国企業やイスラエル企業、アメリカの企業で各社出しているので名前はいろいろついていますが、基本的には上の二つの範疇に入ると思います。どこかの先生は自分で作ったと言っていましたが、韓国からの輸入でした)

高周波は真皮から脂肪層までに熱を加えていく治療で、まぁ肉を焼いたときに肉が縮む原理を利用してタンパク質を変性させていくやり方です。

HIFUは超音波を使用して脂肪層から表情筋の筋膜(SMAS)を焼いていく方法です。

熱を加えたり、焼いたりした効果は2~3か月くらい目から効いてきて大体6~8か月くらいで完成となります。これは創傷治癒の機序が働くからです。炎症期とか増殖期とかリモデリング期などを経て変わっていくのです。3型コラーゲンとか1型コラーゲンとか関係してくるので勉強してみるとおもしろいです。

 

高周波にしろ超音波にしろ熱を入れていくので終わった後、腫れます。腫れるとほうれい線は目立たなくなり、細かいしわもなくなります。ただしあくまで一時的です。腫れは1週間程度で引いてきます。なので終わった直後に『もうこんなに変わりましたよ~』なんていう医師は詐欺師かわかっていないかどちらかです。

実際に効果が出始めるのは3か月目くらいなのですが、まぁこれが効いているのか、いないのかわからないくらいの効果です。効果がないだけならまぁいいのですが…

 

それよりも重要なことは変性した脂肪やSMASはどうなるのかということです。変性した脂肪は一部は吸収されますが、ほとんどは変性したまま残ります。変性し残った脂肪がどうなるのかはよくわかっていません。ただし、外科手術で腹部の脂肪を電気メスでガンガン切ったり、止血したりしていきますが、黒焦げになったままの脂肪をそのままにして閉創しても特に問題はないので大丈夫なのでしょう。脂肪については特に変性しても問題ないのでしょう。しかし長期的にはどうなのかは不明です。

もうひとつのSMASはどうでしょうか。SMASは筋膜です。筋膜は筋肉を覆っている膜でそれ自体に顔の緊張を保つのに必要なものです。筋膜移植などで筋膜を一部切除して他の部位に使用することがありますが、筋膜を切開した時点で中の筋肉がもこっと盛り上がってでてきます。筋膜はこの盛り上がりを常時抑えています。しかし筋膜を焼いてしまうということは筋膜自体の作用が弱くなります。半年や1年であれば瘢痕組織となり一時的に固くなるためリフトアップしたように見えますが、瘢痕組織もいずれ柔らかくなっていきます。そうすると筋肉を抑えている力が弱くなり筋肉の盛り上がりがダイレクトに皮膚に伝わり顔は膨らみます。またSMASは顔の緊張を保つものでのあるため、緊張が緩くなることは十分考えられます。ということはより顔はより膨らみ、たるみやすくなってしまうということになってしまうのです。

 

医師や看護師が終わった直後に『わぁすごいですよ』とか『もうリフトアップしてますよ』とかいうことにより、患者さんの心理に効いているという感情、ある意味洗脳に近いことをしていることが詐欺に近いと私は思います。

 

あとは機械屋さんの取り分もひどいですね

サーマクールやウルセラは機械の値段だけではなく、施術機器の先端がディスポーザブルになっています。これだけなら清潔に使用するためにということでいいことだと思いますが、ディスポーザブルの先端にセンサーを埋め込んで一定の回数や時間しか照射できないようにしているのはいかがなものかと思っています。なによりディスポーザブルの先端の価格が2~5万ほどします。これに機械代が800~1000万円、年間のメンテナンス費用が50~100万円することをかんがえるとすくなくとも一回の施術が5万円以上になるのは仕方がないのかと思いますが、どうなんでしょうか。

例えばhifuなどの美容機器ではない普通の超音波(腹部エコーとか心エコーなど)の機械の先端は何度でも使えるようになっています。機器の値段も100万~300万円くらいが相場です。機器の需要が違うといえばそうなんですが、それにしてもぼったくりすぎるような気がしています。

 

この値段でこの効果しかだせない高周波やHIFUによる治療をあなたはうけますか?

きれいな肌と健康な肌というのは違うのです。

身バレしたくないので、匿名で愚痴を書いていく。

 

きれいな肌と健康な肌というのは両立するのだろうか。

一般の人が考えるきれいな肌ってきめが細かくて、シミがなくて、うんぬんかんぬんという皮膚なのではないだろうか。

きめとは皮膚の皮溝のパターンのことである。ちなみに手足の皮溝のパターンを指紋とか掌紋とかいったりする

きめが細かいというのきれいさとはあまり関係なかったりする。指紋が細かくてもきれいには見えないのと同じであくまで角質と角質の間の溝であり、肌の見え方とはあまり関係ない。きめがないと逆に指紋がない指のようにつるつるに見える。

 

しみはいろいろな種類があるので一概には言えないのだが、メラニンによる茶色から黒色の色のことを言うことが多い。メラニンは顔にできればシミだが、髪の毛の色なんかもメラニンの色だったりする。(顔のメラニンはレーザーで取って、髪の毛は染めたりする…人間って矛盾してるね (笑))メラニンは何のためにあるのかというと紫外線を吸収し肌を守っているのだ。またメラニンを作る細胞をメラノサイトというのですが、メラノサイトに異常を起こすと悪性黒色腫という非常に悪性度の高いものとなり、反対にメラニンがない人をアルビノというのだが、皮膚がんに非常に高い確率でかかってしまう。ようするにメラニンはないとダメで、メラニンを作る細胞に異常をきたしてもダメなわけよ。

 

他、きれいな肌にはいろいろありますが、健康な肌を考えてみよう。

基本的に人間の肌は皮脂と角質とか垢で守られている。皮膚には恒常性があるので基本的にはそのままの状態が一番健康な状態。

でも、石鹸で皮脂、垢を落としたり、顔をこすったり、お化粧をしたりすると刺激が加わる、さらに化粧水、美容液などの異物を顔に塗りつけるわけなのでさらに刺激が加わり、肌は不健康な状態となってしまう。つまり、しみができやすい状態を作ってしまう。

とはいえ、毎日洗顔しない、べたべたする状態は健康であるかもしれないがちょっとあれですね。ましてこのご時世ですからそういうことに対して皆さんとれも敏感。

お化粧とクレンジングは肌にはあまりよくないことをわかったうえで、ぬるいお湯で洗顔をして、取れてしまった皮脂の代わりにうすーくワセリンなどを塗るのがいいのではないかと思います。

ちなみににきびはホルモンバランスの異常やストレスなどによって皮脂が過剰産生されることにより、皮膚の常在菌であるアクネ菌が活性化する感染症なので細菌感染を起こさない肌を作ることが私は大事だと思っています。

 

アレルギーをおこさない自分の皮脂をはぎ取って、アレルギーを起こす可能性の高い化粧水や美容液などを付けることをどう思う?

まぁなんちゃって美容皮膚科医なんかは乾燥しているのにピーリングしちゃったりするんだよね。それで乾燥対策にって得体のしれない化粧品なんか売っちゃったりして結構稼いでたりして…今月苦しいから私もやろうかな (笑)

 

 

今後の形成外科を憂う

身バレしたくないので、匿名で愚痴を書いていく。

 

まぁ形成外科とか皮膚科とか多いわ。

あとなんちゃって美容皮膚科医はもっと多い。

もう今の時点で美容医療って飽和している状態から崩壊しかけている状態なのに志望者がおおいのはなんでなんだろう。

勝ち組は高須クリニックとか湘南美容外科、あとはチェーンで全国展開している10個くらいのクリニックくらいではないかと思う。

たぶんあと10から15年くらいすると仕事あぶれる医者が出てくるんだなと思う。

厳しいよ 特に形成外科

大きな病院で再建なんかを主にしている先生はまだまだ仕事はあるんだけど、乳腺科や耳鼻科や整形外科の先生も植皮や皮弁なんかはもう当たり前にできる時代だし、顎関係は口腔外科の歯科医の方がうまかったりする。なにより咬合関係は歯科医にはかなわない。縫合だって真皮縫合は外科だろうが産婦人科だろうが結構上手にやっている。

というわけで普通の形成外科はだんだん時代の波にのまれていくのではないのでしょうか。手技的なことだけが各科で残っていくだろうと思います。

 

それで美容外科だけど・・・もうとっくに崩壊していますよ

重瞼や脂肪吸引なんかは需要はあるけれどもそれでもやる人はかなり少なくなってきている。手術の件数はこの10年くらいでかなり減ってきているという統計もある。

代わりにこの15年くらいで台頭してきたのが美容皮膚科

光やレーザー機器なんかを武器にしてあっという間に市場を席巻している。何が問題かというと脱毛にしろ、シミ取りにしろ、高周波にしろ、超音波にしろ設定を決めてしまったらある程度結果は似通ったものになるということだ。つまり大学の偉い教授だろうと研修医だろうと看護師だろうと大きく結果は変わらない。(内科だろうと眼科だろうと麻酔科だろうと一緒です(笑))

というわけでだれでもできる治療はあっという間に広がるわけです。(まぁプラセンタなんかいい例です)

そこに初期研修が終わって美容に来る若い医者や30代くらいの内科の先生などを院長にして、脱毛やIPLなどの施術は看護師にさせてチェーン化していくというビジネスができあがるわけですな。

で時々、総院長とか理事長とかグループ顧問とかいう元締めがきてボトックスとかヒアルロン酸とか水光注射のような普通の医者ならだれでもできてある程度安全な手技を教えていき、教わった本人もできるようになった気がして嬉々として働いてしまうという構造です。3から4年すると休みとか給料とかに不満が出てきてあちこちを転々とする奴は多いですね。

 

というわけで形成外科を憂う本題が始まるわけです。

こんな状態にもかかわらず、皮膚科や形成外科の医局に美容目的で入る人が最近は多いそうです。美容目的ではない皮膚科、形成外科はある程度まだまだ需要はあります。皮膚悪性腫瘍などは今後も増えはしないが減りもしないので、対応できる医者が必要です。また日常診療でにきびやアトピーなんかもまだまだ需要はあるので良いと思います。形成外科は顔面外傷とか褥瘡の治療、微小血管縫合なんかの需要はあると思います。

しかし形成外科は開業には向きません。まず、手術を必要とする人はリピーターにならないです。リピーターは爪の処置くらいです。

また美容医療に関しては一般人は近くのしらない個人病院よりも多少遠くてもCMでやっている大手にいきます。個人の方が大幅に安くても大手にいってお金を払います。

今後、形成外科医は増え続けているのでどんどん診療所も増えるでしょう、美容外科医も増えるでしょう。ということはパイは限られているので必要ない人間が出てきてしまいます。

で開業した私はどうしましょうという結果になってしまうのです…